Ambivalence

約10年ぶりにブログを開設。日常や小話ができたらいいなと思っています。

劇団四季に初めて行きました。

(い)

 

皆さんこんにちは。実に244日ぶりの投稿。しゃむだ。

まずは近況報告をさせて頂きたい。

 

実はちゃんと彼氏もできていて、穏やかに時々デートに行ったりしている。

その期間実に9か月。(今日が9か月なんだよねそして)人生最高記録である。

 

え?短い?長いよ。ゲイ界隈のお付き合いは嗚呼、刹那—— なので。

だいぶ伸びてる方。か~ッ!添い遂げてぇ~

 

 

(ろ)

 

彼氏に良く私は言っていた。

「芸術鑑賞がしたい」と。そういう機会があれば割と行こうと努力する。

ジブリ展とか。とか。とか。行った。

 

そこで劇団四季行きたいという話になったわけだ。しかもなんと今はライオンキングをやっている。見てみたい。と思った。

 

 

 

 

(は)

 

そもそも昔 私がクソガキの頃。1回どこかの劇団が来て、「走れメロス」をしてくれた。感動したのかどうかはあまり覚えていない。ただメロス役の川の水を飲む動作を友達と真似してギャハハと笑っていたことは覚えている。

 

どちらかというと演劇は触れてこなかった人種だったから、その時以降 演劇を見る機会はなかった。

 

人生を振り返ると一度だけワンチャンあったけど…という状況はあった。

高校生の時の修学旅行。選択式だったのである。

フランス or 北海道 or 東京

東京を選ぶと修学旅行のメニューに劇団四季を見に行くことが可能であった。

 

が、何故か私の進学した学科・コースはフランス強制だった。

その時は劇団四季という単語だけ知って、特に魅力は感じていなかった。

 

 

(に)

 

私が演劇に興味を持つようになったのは、

総じてソーシャルゲームの「A3!」である。A3!はイケメン劇団員育成ゲームとやらだ。

 

私は認知していないけど、ストーリーを書く人が有名な人っぽい。

実はサービス開始2日目とかでアプリを入れたため、アカウント自体はかなり古参である。

その時点で実装されているストーリーを読んで私はよく泣いていた。

 

 

(ほ)

 

A3!にあるストーリーを読むにつれて、演劇を生で見てみたい欲求は薄く長く、徐々に募っていた。

だからとあるデートの日に2022/2頃の予定の劇団四季のライオンキングを予約した。

 

かなり楽しみにしていた。が。

役者がコロナになって一時休演となり。払い戻しが行われた。

 

私は次回の予約をこう考えたのだ。

(一時休演の期間は延長の可能性が多いにあり得るから、ひと月程期間を空けて予約しよう。)と。

 

そして復帰してから少し経ってから、また予約した。

役者がコロナになって休演した。

しかも3月26日あたりの公演を予約したのだが、発覚が3月25日だった。(日付うろ覚え)

ウキウキで仕事していたのに力が抜けた。ショックだった。

 

 

なんだこのウイルス。ほんまに。

 

 

(’へ)

ところでライオンキングのストーリーはご存じだろうか。

私はちなみに昔映画を見たことある気がしたが覚えていなかったので、

こういうストーリーだよ。とWikipediaより引用しておく。

みたくない人はスルーしてくれ給へ。

 

動物たちの王国、プライド・ランド。その王として尊敬を集めるライオンのムファサとサラビの間に次期王となる息子シンバが誕生した。シンバ誕生の儀式に大勢の動物たちが集まりシンバを称える。一方、シンバの叔父かつムファサの弟(敵)で次期王に選ばれなかったスカーは儀式を欠席し、王になる事ができない自分の立場を呪っていた。

その後、ムファサはシンバに自然界を支配するバランス、サークル・オブ・ライフ (the Circle of Life, 生命の環) について、また王としての心構えについて教えた。シンバは叔父のスカーに自分が王になれることを話すとスカーは思わず口を滑らせてシンバに「ゾウの墓場」のことを話してしまい、「あそこへは行くな」と忠告するが、シンバはその忠告を無視しガールフレンドで幼馴染のナラを誘い、サイチョウの執事・ザズーの目を盗んでゾウの墓場へ遊びに行ってしまう。しかしそこはなんと、ハイエナ達の住処だったのだ。シンバとナラはハイエナ達に襲われるが、助けに来た父のムファサに命を救われる。帰りにムファサはシンバを厳しく叱り、約束を破ってしまったことを反省したシンバは「父さんみたいな勇敢で怖いもの知らずなライオンになりたかった」と打ち明ける。ムファサはそれに対して「勇気と無謀は別だ。王にだって怖いものはある」とシンバを失う不安があったことと王としての誇りを教え、更に星空を見上げて「歴代の王が見守っている」と諭した。

その頃、火山の噴火口のハイエナ達の住処で傷だらけになったハイエナ達の前にスカーが現れた。実はスカーは自分が王の座に就くためにムファサとシンバを亡き者にしようと、ハイエナ達と手を組んで暗躍していたのだった。今回の作戦が失敗したスカーはハイエナ達に自分の餌を与え、再び作戦を練り直す。ある日、スカーはシンバに「お前を驚かすものがあるから待っていろ、それから吠え方も練習した方が良い」と嘘をつき、荒野に取り残す。シンバは言われた通りに吠える練習をすると、突然地面が揺れ出した。シンバがふと見上げると崖の上のヌーの群れが暴走しだしたのだ。必死にヌーから逃げるシンバだが、とうとう追い詰められてしまった。ムファサは何とかシンバを救いあげるが、今にも崖から滑り落ちそうだった。崖をあがくムファサはスカーに助けを求めるがスカーに裏切られ、そのまま突き落とされてしまった。シンバが崖から降りるとムファサは既に死んでいた。父の死に途方に暮れるシンバの前にスカーが現れ、シンバはスカーに濡れ衣を着せられ追放されてしまった。ムファサの死とシンバの追放によってプライド・ランドは完全にスカーに支配されてしまった。

父親を失い、故郷を追われ、絶望に打ちのめされていたシンバは砂漠で行き倒れになり、ハゲワシに食べられかけた。そこにミーアキャットのティモンとイボイノシシのプンバァが現れ、偶然にも助けられた。当初は肉食のシンバを敵視していたティモンだったが、シンバを味方にすれば敵に襲われなくても済むと考えたプンバァの提案を受け入れ、彼を仲間にすることにした。しかし、過去のことで元気のないシンバは2匹と一緒に「ハクナ・マタタ(Hakuna Matata, スワヒリ語で『くよくよするな』の意味)」をモットーとした暮らしを続け、立派なオスライオンへと成長する。しかし、シンバは未だに過去を引きずっていたため、星空について話あった時に2匹にからかわれたため落ち込んでしまう。すると、偶然にもフケが飛び散り、遠くプライド・ランドまで届いたその臭いを嗅いだヒヒのラフィキはシンバがまだ生きていることを確信した。

一方プライド・ランドは、スカーによって荒廃していた。もう食料も残っておらずみんな飢え死に寸前だったが、スカーは王位に就いたことに満足し現状を変えようとしなかった。シンバは、助けを求めて故郷を出てきたナラと偶然にも再会し、王国の現状を知らされる。過去と向き合うことに躊躇し、葛藤するシンバはナラの説得に応じずにその場を出て行ってしまう。落ち込む彼にラフィキと父の幻に導かれ、スカーと対決して王国の平和を取り戻すことを決意する。自由な暮らしが奪われる不安を抱いていたティモンとプンバァもナラからシンバが王国へ戻りに向かってることを聞き、彼の後を追った。

帰還したシンバはスカーと対決しようとした。しかし、スカーは「お前のせいで父親が死んだ。その父親をお前が殺した!」とシンバをなじって崖に突き飛ばし、燃え上がる炎に落とそうとした。その光景を見たスカーは冥途の土産に「俺がムファサを殺した」と耳元で暴露する。それを聞いて激怒したシンバは崖から脱出してスカーに襲いかかる。みんなの前で真実を言わざるを得なくなったスカーはハイエナ達に後詰をさせて逃げ惑うものの、とうとうシンバに追い詰められてしまった。弱気になったスカーは「真実の敵はハイエナだ」と命乞いをして見逃してもらうとするが、シンバにはそんな見え透いた嘘は通じなかった。「無力な叔父を殺す気か?」と弱音を吐くスカーにシンバは「お前とは違う」と言い放つ。それを聞いて命拾いしたスカーは何でもすると言うが、シンバが言い渡したのは永久追放だった。スカーは出ていくフリをしてシンバを油断させ襲いかかるが、一瞬の隙を突かれそのまま崖から突き落とされた。スカーが起き上がるとそこにはハイエナ達が待ち伏せしていた。ホッとしたスカーは「真実の友よ」とつぶやくが、前述の命乞いを全てハイエナ達に聞かれており、ハイエナ達からも愛想を尽かされ、食い殺されてしまった。

スカーが倒されたことでプライド・ランドに平和が戻り、シンバは勝利の雄たけびを上げた。そして、シンバはプライド・ランドの新たな王となり、ナラと結婚して、その間に子供が産まれた。

 

え、Wikiめっちゃ詳しくない???びっくりしちゃった。

公演みたけどこの通りだった。

 

(と)

 

説明をしておきたいが私はまごうことなく、HSP(Highly Sensitive Person)である。

生きづらさもあるが、芸術を見る面ではかなり有効に働く。と思う。

 

名古屋にある劇団四季の劇場に着いた。すごくワクワクした。

彼氏は携帯でワールドトリガー読んでた。

 

劇場に着き、席に座り、公演開始を待つ。

以降はライオンキングの感想である。都会で薄汚れた語彙で何を言えばいいかわからないのだが、頑張ろうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ち)

 

 

も~~~~~~ホンマにやばかった!!!!!!!!S1席でよかった!!!!!!!!欲を言えば通路側がよかったけど千秋楽ちょい前だし仕方ない!!!!!

 

最初にCircle of Lifeが始まるのだが、サビあるじゃないですか、あそこで涙が来る。

もうダメでした。

 

あと劇団四季版のCircle of LifeをSpotify等で聞くとラストにドォン!!!ってなるじゃないですか。

 

あれ、劇場で生で聞いてほしい。まじで子宮が揺れた。鳥肌立ちすぎて鳥になったし。

コーラス部隊も圧やばすぎて鳥になっていた。

 

通路にも演者が来る演出。あれ初めて見たので、(まあ全て初めてなんだけど)

すげえ・・・涙が出る・・・あと男性の露出度最高(腋の下に住みたい・・・)・・・の感情がずっと入り乱れている状態でした。

 

 

兎にも角にもずっとライオンキングの演出に感動、感心、している状態が続きました。

6~7割はずっとうるうるしていた。

音楽が始まって歌い出すと大体泣いてました。

 

 

(り)

 

実は劇団四季のライオンキングの存在自体は割と昔(大学生の頃なので、2014年あたり)から知っていた。

 

シンバが性的から知っていた。ただそれだけである。

某ホモが歴代シンバの画像を切り抜いている画像を見て、

「え?シンバ・・・・腋・・・・胸・・・・・・えっっっっっっ」となっていたのである。

 

すげぇ邪でごめんなさいね。

劇団四季の公演を見て、私はこの邪な気持ちを飛ばしてほしかった。

 

が結果は上記である。

「男性のキャストの露出度高すぎてエロい」「音楽の良さに引き込まれて感動する」「演出の仕方が興味深い」という感情はそれぞれ別の事象でそれぞれ同時に成り立っていた。

 

感動して泣いているのに男性キャストの雄っぱいやら腋に目が行くのに演出の興味深さもあるという感情グチャグチャ状態でずっと見ていた。

あの映画で見たライオンキングのライオンやらなんやらの動物たちを人間のキャストで表現するにはこうやってやるんだ。という感心も多くありました。

 

 

実は始まるまで知らなかったのですが、劇団四季のライオンキングは二幕構成だった。

ちょうどハクナ・マタタが出たあたりで一回休憩を入れた。

私は今年のシンバを見るのを楽しみにしていた。だってかっこいいし筋肉ムキムキで性的だもの。

 

なのに一幕はヤングシンバ→シンバの入れ替わり直後で終わったから

あら・・・?と思っていた。

 

(ぬ)

 

第二幕はシンバ先輩がいっぱい活躍していた!性的だな・・・と思ってしまったのは走るシーンで胸筋が揺れていた。すごい。これが雄っぱいの魅力だったか。

 

何となく感じたんですけど。シンバの父、叔父は割としゃべり方が普通に感じるんですけど

シンバとナラは割とハキハキしゃべってますよね。いや感情が乗ってないとは言わないけど、劇団四季のドキュメンタリーとかの子役オーデを見ると口調わかると思うんですけど。あのしゃべり方。

 

あのしゃべり方大人のシンバ、ナラにも引き継がれているのちゃんとしているなあ・・・と思いました。

 

それと、ティモンとプンバァは名古屋弁しゃべっていた。

どえりゃーどえりゃー。~~がや!! みゃーみゃー言ってた。

私はなかなか聞き取れませんでしたよ。名古屋育ちではないからね。

 

彼氏と公演終わった帰りにあれは地方別で方言しゃべっているんだろうな~

でも東京はどうするの!?!?と思っていた。標準語だよね?と思っていた。

彼氏は「・・・あ。江戸の口調じゃない?」

私「てやんでぃ!だ!」という推測を立てていた。

 

東京公演を見た友達に聞いたらてやんでぃだったらしいので

当たっててうれしかった~~~。という小話を添える。

 

その時に彼氏が言っていた「方言を使うことによりシンバがプライド・ランドより遠いところまで行ったということを表現している」という言葉にはハッとしました。

たしかに!みたいなつまんない同調しかできなかったけど。

 

私はそう感じてすらいなかった。感情グチャグチャでございまして

別の地だとは思っていたけど、そこまで感じれる余裕はなかったなあ。

 

 

 

基本的にストーリーも知らなくても公演見るだけで理解できたし、音楽が来ると泣いていた。男性キャストは露出しすぎです(ありがとうございますありがとうございます)

 

最後にEDで急にCircle of Lifeのサビが来てもう涙腺は崩壊しまくった。

演出すごかったなぁ。

 

 

あとは最後拍手が鳴りやまなくて幕を10回ぐらい上げ下げ(上げてキャストがお辞儀して幕を下げる)するやつ

もう私は最後らへん感動してるのに笑ってもうてもう意味わからなくなった。

 

あれ、いつもやるらしい。

 

ヤングシンバ・シンバが最後捌けていく(同時に幕が下りる)時最後下の方でバイバイってしてたのマジでよかった。

 

あと、幕の上げ下げの時一生ハゲワシを回しているキャストさんの腕の筋肉が心配になりました。

 

 

劇団四季、最高でした。名古屋は次はCATらしいから絶対行く。と決めた

初めての劇団四季感想等等でした。以上。

 

 

かしこ

 

あらあらかしこ